少林寺拳法の目指す人間像


5つの⽬標

  1. ⾃分の可能性を信じることができる⼈
    私たちは⽣きていればたくさんの困難に直⾯しますが、それは誰にも避けることができません。そんな時に、諦めたり挫けたりせず、たとえ失敗したとしても⽴ち向かっていく姿勢を少林寺拳法の修⾏を通して⾝につけていきます。
  2. ⾃分の考えをはっきり⾔えて⾏動できる⼈
    ⾃分の考えを⾔葉として発するには⾃信と勇気が必要です。また、⾃分の思いを⼝に出すということは、⾃分の⾔葉に責任を持つことでもあります。⾔ったことは必ず⾏動に移し、思いと⾏動が⼀致した⽣き⽅をします。
  3. 他⼈の幸せを考えて⾏動できる⼈
    「⼈は⼈を幸せにするために⽣まれてくる」。⼈を幸せにすることは簡単なことではありません。しかし、⼈を笑顔にするために⾃分に何ができるかを⽇頃から考えることで、困っている⼈がいた時に⾃然と⼿を差し伸べられるような⼈になります。
  4. 正義感と勇気と慈悲⼼(思いやり)を持って⾏動できる⼈
    世の中はすべてが正しいことばかりではありません。だからといって、それらはそのまま放っておいて良いものでもありません。まずは⾃分⾃⾝が善悪の判断ができる⾒識を持つこと。次に、悪いことは悪いと勇気を持ってはっきりと⾔い、不正に対してはそれを正していこうとする強い意志と⾏動⼒を⾝につけることが必要です。
  5. 皆と共に理解し、協⼒し合う⽣き⽅ができる⼈
    この世界にはたくさんの⼈々が⽣きています。肌の⾊、話す⾔葉、信仰している宗教、考え⽅は多岐に渡ります。私たちに必要なのは、⾃分と違うものを排除するのでなく、受け⼊れ、違いを知って、相⼿を理解することです。私たちは⼀⼈で⽣きているのではなく、たくさんの縁によって⽣かされています。世界で直⾯している貧困問題、紛争、難⺠問題、環境破壊、核保有問題・・・。これらは、決して私たちと無関係なものではありません。皆で協⼒して解決していくべきものばかりです。

©2021 金剛禅総本山少林寺